シンプルなのれんに惹かれます
のれんが似合う店といえば、沢山上げることが出来ます。
立ち飲み屋さんや、蕎麦屋さん、ラーメン屋さんなどの飲食店は勿論の事、雑貨屋さんや、銭湯に至るまで、のれんは様々な店の入り口の顔として愛されて使われています。
この中で、一番似合う店を選ぶとしたのならば、とても迷いますが、私は銭湯を推したいと思います。
何故なら、私は銭湯で使われている、あのシンプルなのれんが大好きだからです。たった一文字だけ「ゆ」と書かれた物もあれば、地図記号の温泉マークが描かれているだけの物もあります。ただそれだけの、シンプルな表現方法には潔ささえ感じます。
勿論、他の店で使われているのれんの中には、シンプルな物もありますし、逆に複雑に凝らされたデザインの物もあります。
シンプルな物はそれだけ情緒もありますし、複雑なデザインの物も、勿論個性的で素敵な物だと思います。けれども、私は銭湯のあのシンプルな暖簾にとても魅力を感じてしまいます。
では、何故魅力を感じるのか、その理由を述べると、銭湯は、日本に古くから伝わる大衆浴場です。世界各国にも、勿論大衆浴場は存在しますが、銭湯は日本独特の物であり、文化でもあると思います。
その銭湯に、あのシンプルなのれんがとても良く似合っていると考えました。あのシンプルさは、日本人の持っている特徴である奥ゆかしさや、単純さ、そしてシンプルな物でも趣や情緒を見出せる能力がある、と言う事に非常に合致していると思うからです。
日本語で、格好が良い事を「粋である」と表現しますが、あののれんもとても粋であると思います。